「ぜひこの企画を一緒に形にしていきましょう。」クライアントは中堅のガス会社様。2016年4月の電力自由化を契機に『電気』事業に新規参入し、これまでの業容を拡大していこうという中で『電力獲得キャンペーン』のプレゼンが行われた。当社が提案したコンセプトは「社員から変わる」。ビジネスチャンスに合わせて組織自体も変わっていかなければならない、という問題意識から生まれた発想だった。企画担当の彼女は、「クライアントのエリアの現地調査も行い、今回は絶対この企画だと信念を持っていました。また、クリエイティブ提案の中には社内のデザイナーが創ったオリジナルのキャラクターもあり、絶対に日の目を見せたいという思いもあったので強く推しました。」と語っている。発注の電話を受けた時は、思わずオフィス中に響き渡る大声で『ありがとうございました!ぜひよろしくお願いします!」と返事をしていた。

大手広告代理店と競合するプレゼンで、受注できた勝因は何だったのか?「今回は、自分の実力を出し切った!という実感がありました。プレゼンは企画の良し悪しだけでなく、営業・クリエイティブチームと連携して良い提案ができるかどうかで決まります。振り返ってみると、これまでは『営業の入り込みが不十分だ』とか『良いクリエイティブを提案する時間がない』とか、言い訳や他人のせいにして、100%の実力を出し切ることができていないこともありました。」と彼女は自戒を込めて振り返る。ではなぜ今回、実力を出し切るプレゼンができたのか?それは「制約の中で働いていることと無関係ではない」という。実は彼女は、現在1歳と4歳の子育て中だ。そのため、夕方18:00にはオフィスを出て保育園へ迎えに向かわなければならない。自分の都合で「時間がない」という言い訳はできない。そんな中で彼女は、限られた時間の中で最高のパフォーマンスを上げることを自らに課した。

今回のキャンペーンは4月の自由化というタイムリミットに向けて、いかに事前告知できるかが鍵となる。そのためキャンペーンに関わるあらゆるツールを、わずか2ヶ月弱で全て準備しなければならなかった。これは従来の進行スケジュールから考えると、倍以上のスピード感だ。優秀な協力スタッフの力を借りながら、着々と進行していく。オリジナルキャラクターを起用したノベルティや販促ツール、着ぐるみなどが続々と仕上がってくると、おのずとチームの士気も高揚した。こうした中、3月のイベント本番が迫るに従って現場には緊張感が漂い、クライアントの要求も厳しくなってくる。イベント施工・テレビCM制作など、一刻の猶予も許されない業務が切れ目なしに続く。こうした交渉の最前線で、底力を見せたのが営業のチームだった。イベントや収録は現場で即時判断して進めていななければならない。予期しないトラブルもある。しかしそんな中でも、チームを構成するメンバー一人ひとりが自分の責任を全うし、他人任せにせずに対応していけば、おのずと道は開ける。まさに広告代理店ならではの“チーム”が、そこに機能していた。

今回のキャンペーンは4月の自由化というタイムリミットに向けて、いかに事前告知できるかが鍵となる。そのためキャンペーンに関わるあらゆるツールを、わずか2ヶ月弱で全て準備しなければならなかった。これは従来の進行スケジュールから考えると、倍以上のスピード感だ。優秀な協力スタッフの力を借りながら、着々と進行していく。オリジナルキャラクターを起用したノベルティや販促ツール、着ぐるみなどが続々と仕上がってくると、おのずとチームの士気も高揚した。こうした中、3月のイベント本番が迫るに従って現場には緊張感が漂い、クライアントの要求も厳しくなってくる。イベント施工・テレビCM制作など、一刻の猶予も許されない業務が切れ目なしに続く。こうした交渉の最前線で、底力を見せたのが営業のチームだった。イベントや収録は現場で即時判断して進めていななければならない。予期しないトラブルもある。しかしそんな中でも、チームを構成するメンバー一人ひとりが自分の責任を全うし、他人任せにせずに対応していけば、おのずと道は開ける。まさに広告代理店ならではの“チーム”が、そこに機能していた。

「今回のプロジェクトで学んだことは、『全力を尽くすことで人は初めて成長する』ということ。実力を出し惜しみしても、自分自身の成長機会を失うだけ。出し尽くして失くすものはない。むしろ出さないことで失うのだ。」彼女はそう実感したという。「実はこれは子どもたちから学んだことかも知れません。子どもは“手抜き”を知らないから、いつも全力。それに応えることを日々求められているので、逆に学ばされています。」ワークライフバランスという言葉がある。バランスを取る、というのはそれぞれをセーブするという意味合いではなく、出し尽くすことで最高の成果を得ることだと彼女は考える。考えてみれば、誰にとっても平等に制約のある1日24時間という時間。一人ひとりがその瞬間を大切にし、どう活かすかが、それぞれの人生と、企業や組織の収益にもつながっているのかもしれない。